楓書法教室へようこそ!

身近にある生活の中の実用書から、本格的な作品づくりまで丁寧にご指導いたします。古典に立脚し、基本的な書写学習を大切に「かえで式美文字メソッド」で、美文字のコツを分かりやすくお教えいたします。書道のことなら何でもお任せください!

書写と書道の違い

「書写」というのは、現代人に受け入れられる文字の形を、美しく、速く、正確に、書き上げることです。

一字一字ごとの美文字のコツを覚え、美しく。効率の良い筆記具の動かし方で、速く。誤字にならないように、正確に字を覚える。

「美しく、速く、正確に」を目的に、現代人に通用する、美文字の形を当教室では分かりやすく指導しております。


下画像は、講師の水口天楓が書いた、伝統的・標準的な「楓」の書き方です。楷書(かいしょ)はかっちりした字形、行書(ぎょうしょ)はやや崩しが入った字形、草書(そうしょ)はさらに崩しが入った字形です。↓↓


「書道」というのは、自らの感情や個性を、文字によって表現する、芸術です。

「美しく、早く、正確に」を礎にし、それだけではなく、自らの考えていることや思ったことを、字の中に表現し、魅力的な書を書けるには、どうしたらよいのかを追求する、活動です。

「偶然面白い書がかけた!」ではなく、日本の古典書物「古筆(こひつ)」や、中国の古典書物「法帖(ほうじょう)」を学習したうえで、古典に立脚した伝統的な技術を身につけ、必然性を狙って魅力的な書と作ることができるようになるように、個性をどう表現したらよいのかについても、当教室では指導しております。


下画像は講師の水口天楓が書き上げた、作品「楓」です。

「天楓」という号(書道のペンネーム)をつけて頂き、活動し始める時に「秋の紅葉のごとく美しく、人を勇気づけられる力強さを持とう」と決意を込めて、草書をベースに作った創作作品です。↓↓

かえで式美文字メソッドについて

楓書法教室・かえで子ども習字教室は「書写」と「書道」の違いを踏まえ、指導を行っております。


①現代で通用する「書写」をベースとした、美文字づくり

文部科学省後援の「毛筆・硬筆書写技能検定」にて、優良賞(硬筆)を受賞した講師が、「美しく、速く、正確に」をモットーに、現代にも通用する、正しく美しい書写をどのように効率的に学べるかを指導しております。

小中学校などで学んでいる、一般的な書写学習をベースに指導いたします。

昨今パソコンやスマートフォンなどが普及し、実際に筆記具を用いて字を書かなくなりつつある現代人でありますが、生活の中において急に字を書かなければいけなくなった場合、「書けない」ということが起こりえます。

「書写を学ぶ」ということは、現代に生きる学び手の成長にもつながり、また読み手にも分かりやすく心地よいものであります。正しく美しい書写を日頃から学ぶことにより、自らが学んできた美文字力を発揮する。それは社会生活の中で欠かせないものであります。

教室にご入会していただいた方には、まず初歩学習として「いろはにほへと・・・」の順番に、字母(平仮名の元になった漢字)の楷書・行書・草書、そして平仮名を半紙に書いていただいております。

この手本は、一般的な書写学習において扱われる字を礎にしており、基礎的な書写知識の定着と、筆づかいの練習を目的にしております。「半紙に多字数を書くのが苦手・・・」という方でも、「ん」が終わるころには不思議と半紙書きに対して抵抗がなくなっていくようです。(↓↓下画像・いろは手本)


②日本や中国の古い時代の書物から、研鑽を積む「臨書」を通じて個性を学ぶ

「書写」から一歩足を踏み入れて、「書道」という「芸術」の分野に進んでみましょう。「美しく、速く、正確に」はベースになりますが、書道という分野は「個性を表現する場」でもあります。

書作品において「個性を表現する」際に、ただ闇雲に偶然性を狙って筆を動かすだけでは、魅力的な作品は生まれません。

日本の古典作品「古筆(こひつ)」や、中国の古典作品「法帖(ほうじょう)」をよく鑑賞し、実際に「臨書(りんしょ)」してみましょう。臨書というのは、先述の古典作品をよく観察しながら、そっくりに真似て書く行為のことです。

個性の強い古典作品は、数々の名品として、現代まで受け継がれてきました。そういった古典の名品たちと相対し、用筆法(ようひつほう:筆の動かし方の技術)を学習し、身体に吸収していくことによって、自然と作品づくりの際に古典を意識した表現ができるようになっていきます。

表現したい雰囲気に合わせた、作品づくりを古典に立脚した形で行えるように、臨書のアドバイスを行います。さらに、臨書から発展した創作のアドバイスも行います。

(↓↓下画像は中国の唐時代に書かれた、「雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)」/褚遂良(ちょすいりょう)作 の一部です。)


③誰にでもわかりやすい「美文字の合言葉」を交えた指導

美文字のコツ、というのは「美文字の合言葉」をたくさん覚え、身体に染み込ませることによって、自然と使えるようになるものであると考えています。古典に立脚し、伝統的な書写を学んできた講師が、小難しくない形で、かみ砕いた「美文字の合言葉」を分かりやすく指導いたします。

下画像は一例でありますが、「令和」という文字の中にも、美文字のコツ・美文字の合言葉がたくさん潜んでいます。教室では、美文字の合言葉をたとえ話を用いて分かりやすく説明するように心がけております。

↓↓(例)「令和」指導のポイント

・左(偏)にあるノギ偏は、左を長く伸ばす。(左にあるものは左が長い)

左腕をピーンと伸ばしてあげることによって、体が大きく見える。それと同じで字も大きく見えたほうがいいので、伸びやかに伸ばせるところはしっかりと伸ばしてあげる。

・傘の中にある字は、傘の中にしっかり入れてあげる。(もてなしドームのように)

金沢駅のもてなしドームは、雨の日でも雪の日でも足場が濡れることはない。それと同じで、傘の形をしている字の時は、足場までしっかりと傘の中入れてあげる。

・口(くち)は縦出し・横出し。

口という字を書くときは、1画目の縦画と3画目の横画を出してあげることが、書写では通例となっているため、「縦出し、横出し」リズミカルに覚える。

・楷書(かっちりとした文字)の場合は、閉じる。

口やズボンのチャックが開いていると、だらしなく見えるのと同じで、かっちりした真面目な印象に見えない。それと同じで、楷書の時は真面目に見せたいので、線と線をしっかりくっつけ合わせて、閉じておく。

教室の雰囲気づくり

糸田教室は一般的な家のような雰囲気です。

・生徒さん同士がお話しできるように、対面で行います。

・共通の話題を持てるように、講師と生徒さんと書道以外の日ごろの話題を欠かさずに。

・講師が「師範席」にずっと座らず、生徒さんの作品の添削時以外は極力生徒さんの席の近くで技術指導をしたり、お話ししたり、いたします。

・心地よいBGM、ラジオや音楽を取り入れます。

・適当な時間になると、お茶とお菓子をお出しして、休憩の時間をつくっています。

・書道の本がたくさんあり、すぐ手に取れるようになっています。

書道教室でありますが、書道を学びに来るという「緊張感」から解き放たれて、近所の家に遊びに来る感覚でお稽古に来ていただけるように雰囲気づくりを行っております。

↓↓下画像は糸田教室内の様子です。


金沢にじのまは、(一社)金沢レインボープライド様が運営するLGBTQ+の方々のためのコミュニティハウスです。書道教室は月曜17:00~21:00のみですが、金沢にじのま内では、木曜から月曜の12:00~21:00までカフェ営業もしております。(火曜・水曜は定休日です。)

・金沢の中心地タテマチ沿いで、多様性に満ち溢れた、様々な人と交流できる場所。

・どんな人でも、だれでも自由に集える居場所。

・和風古民家の中で落ち着いて、ホッと一息お茶しながら、喋りつつ、書道。

・心地よいBGM、音楽を取り入れております。

・LGBTQ+の方々に関する本がたくさん置いてあり、手に取って読むことができます。

こちらも書道教室でありますが、コミュニティハウスということで、様々な人が訪れ、交流や情報交換の場となっておりますので、ご縁をつなぐ、自分自身を成長させる場としてはもってこいの場所かと思います。

↓↓下画像は金沢にじのま教室の様子です。


楓書法教室・かえで子ども習字教室へ
ぜひお越しください!☺
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