講師紹介/賞歴

書家/水口 天楓

Japanese calligrapher/Tenfu Mizuguchi
 
■(公財)独立書人団 会友 (2024年度より準会員内定)
■富山書道会 所属 
■楓(かえで)書法教室/かえで子ども習字教室 主宰
 

 1994年(平成6年)10月21日生

石川県金沢市出身、在住 
高校生から筆を持ち始め、書家として活動。



ー「書は人なり」ー


書家として生きていく上で最も大切にしている言葉。

書は、生きる糧となる。他者へ自らの想いを伝え、人と人を繋ぎ、文明を支えているのは、文字である。街を歩けば、お店屋さんの看板が立っている。世の中の情報を、新聞などの活字で知る。インターネットやSNSで、遠くの誰かと意思の疎通を行う。日頃から文字を学ぶ訓練をしていれば、社会で生きるには困らない。正しい文字を知ることは、社会人として、生きる一歩となる。

書を見れば、その相手がどんな個性かよく分かる。文字を大きく書く人、小さく書く人、丁寧に角を書く人、雑に適当に書く人。生き方は文字に表れる。美文字はコツ。誰でもコツを覚えれば、美文字を書くことができる。技術的に稚拙でも、しっかり丁寧に書く人と日頃から付き合っていたいけど、たまには雑で適当に書く人と付き合ってみてもそれはそれで、面白い。

書は、先人の創造物である。先人が残した古典作品の中には、個性が散りばめられている。古典作品の中から、様々な歴史を知り、個性に触れ、渦巻く感情を読み解く。先人が遺した書を鑑賞し、真似をして書いてみる「臨書」という手習いは、書の正統を学ぶことである。質の良い臨書から学び、文字の特徴をインプットすることで、場合に応じた表現力を身につけることができる。

文字は、人類が発明した、素晴らしい叡智である。社会に生きる一員として、「正しく・速く・美しく」文字が書ける、書家でありたい。



ー書歴・賞歴ー


2011年 (平成23年) 書道を始める。
 
2012年 (平成24年) 石川県高校総文美術展「臨・始平公造像記」優良賞
 
2016年(平成28年)日本書道専門学校 入学

2017年(平成29年)平成28年度文部科学省後援 硬筆書写技能検定準一級 優良賞
2018年 (平成30年)日本書道専門学校 卒業展「臨・関戸本古今集」秀逸賞
2018年(平成30年)日本書道専門学校 本科卒業(51期生)

2019年(令和元年)独立書人団 選抜書展「臨・争坐位文稿」入選(秀作格)

2019年(令和元年)第8回比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展「臨・楽毅論」 特選
2020年(令和2年)4月 独立書人団 選抜書展「臨・楽毅論」入選(秀作格・新型コロナウイルスの影響により展覧会中止)


2020年(令和2年)第9回比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展 「臨・雁塔聖教序」 天来賞(展覧会最高賞)、辻本大雲賞

2021年(令和3年)独立書人団 独立書展 「臨・左繍序」佳作

2021年(令和3年)4月 独立書人団 選抜書展「臨・雁塔聖教序」入選(秀作格)

2021年(令和3年)4月 書家 森大衛先生に師事


2022年(令和4年)1月 独立書人団 第70回記念独立書展 「楓」秀作


2022年(令和4年)2月 書家としての号を、本名の「水口慎太郎」から改名


2022年(令和4年)6月 独立書人団 選抜書展「青春乱舞」入選 (秀作格)

2022年(令和4年)11月 第11回比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展 「臨・木簡」佳作

2023年(令和5年)1月 金沢市東山にて「天楓と花言葉展」


2023年(令和5年)1月 独立書人団 第71回独立書展 「断」入選


2023年(令和5年)4月 石川県金沢市立長町中学校 体育館に飾る新校歌・愛唱歌額 揮毫提供

2023年(令和5年)6月 第74回毎日書道展 初出品作「愛郷歌」入選


2023年(令和5年)8月 第29回富山書道会一般部書作品展 「一切唯心造」会長賞


2023年(令和5年)11月 第12回比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展 「臨・書譜」秀作


2024年(令和6年)1月 独立書人団 第72回独立書展 「面従腹背」準会員昇格内定のため無監査出品


2024年(令和6年)4月 公益財団法人 独立書人団 準会員昇格