金沢市立長町中学校様 体育館に飾る校歌額を筆耕させていただきました!
この度金沢市教育委員会様のご依頼により、新設された金沢市立長町中学校の体育館に飾る校歌額の筆耕を、手掛けさせて頂きました。
長町という地名、もしかしたら金沢旅行に来られた方はお聞き覚えがあるかもしれませんが、あの長町武家屋敷があるところの近くの、長町中学校です。
金沢市立の中学校は新設されるのが、清泉中学校より27年ぶりとのことで、その中学校の体育館に飾る校歌額の筆耕…
新校歌の額2本と、旧小将町中学校の校歌が、長町中学校の愛唱歌となり引き継がれるため、額を1本、計3本のご依頼でありました。
うん十年に一度の大切なハレの機会に、大役をこの私にご指名頂いた金沢市教育委員会様にはもう感謝しかございません。
このWEBページを見ていただいておりましたら、改めまして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
私、一生で一度でいいから学校に携わる仕事がしてみたかったのです。本当に嬉しいです。しかも地元の金沢に書道で恩返しが出来るなんて心底嬉しい。高校時代から書家になると言った時、多くの人が意味のわからんことしとる、と言われて来て
いわゆる劣等生が「何じゃ!!」と東京や金沢で頑張ってきたので、一生懸命勉強して来たことが、やっと認められたような気がしてます。
それが嬉しい。
式典で長町中学校の生徒の皆さんが、歌われる校歌を聴いておりましたら胸がジーンと熱くなって来まして、こんな歌やったんか!と初めての出会いに感動し、メロディを知らないのに自然と口ずさんでおりました。
私のイメージ。新校歌は
「やさしさ、互いを認め合う心」
ということでのびのびと自由な
イメージな木簡と、ごくごく読みやすい行書を
足して2で割ったような感じにしてみました。
愛唱歌のイメージは
「伝統のある学校の校歌」
だったので新校歌よりもすこし
かっちり目に書いたつもり、です。
100年残る表具作業、任せてくださいということで、表具作業は地元・金沢市の谷口文栄堂さんにして頂きまして、谷口さんの表具も額も素晴らしい仕上がりになっておりました。
額の掲示作業をして頂いた会社の方も綺麗に飾って頂きました。本当に皆様のおかげで私の書が綺麗に飾られており、プロの仕事は素晴らしいなあと、ことごとく感動の嵐。ありがとうございます。
また、私変なスーツしか持ってなくて、式典に何着て行こう…と思ってたんですが、この日のためにブライダルみつ和様にもご協力頂きまして、私が式典で着ていく衣装の提供をしていただきました。
素晴らしい着付けのプロ!
一切ズレることなく一日中快適に、和装でハレの日を過ごせました。ありがとうございます。
長町中学生の新学校生活が佳きものになりますように。
書家の私からはこんなことしか言えませんが
どうかあの校歌額が子どもたちを見守ってくださいますように。
心からお祈りしております。
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